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アウェイ感を感じないと、脳は退化する?

2014年05月27日

先日観ていたテレビで、ある脳科学者がそのようなことを言っていました。人生において、ホームとアウェイの状態があり、ホームは落ち着いている環境、アウェイはチャレンジしている環境ということです。

人間誰しも、安定を望むと思います。精神の安定、所得の安定、住居の安定、コミュニティの安定などなど。

会社で働いていると、いずれは田舎暮らしがしたいという妄想は誰しも持つと思います。沖縄のビーチや北海道の自然の中で暮らしたいと思います。そこで人間としての安らぎや安定などを求めたいという考えです。

しかし実際に訪れると、1週間くらいでお腹いっぱいになってしまい、飽きてしまいます。いくつかの理由はあると思いますが、恐らく落ち着いた環境というのは、言い換えると、刺激が無い環境であり、都会と違い、時間の流れが遅く、退屈であるから、と考えます。

多くの人が田舎暮らしに憧れますが、一方、実際に上手くいかない理由もそこにあると思います。要するに、脳が刺激を求めているのです。

同じことが仕事でも言えるそうです。

ルーティンワークを長くしていると、やることが決まっているので、脳が活性化しなくなり、それが退化に繋がるようです。安定している気持ち=ホームの状況となるのですが、脳には良くないということです。

脳を刺激するためには、常に不安定な状態にしておく必要があるということです。不安定というとちょっと印象悪いですが、何かに取り組んでいる、チャレンジしている、没頭しているということでも良いそうです。

例えば、スポーツに取り組む、読書をする、勉強をする、などです。

なんだ、そんな簡単なことか、と言われるかもしれませんが、結構皆さんやっていない人が多いと思います。特に閉塞感がある候補者に合うと、第一印象から疲れている雰囲気を感じ、話をしてみると、家と会社の往復で精一杯、と伺います。もしくは、特に取り組んでいることもなく、趣味もなく、という感じです。

以前、目標を立てる大切さ、というコラムでは、一年の目標が言えない人が多いというお話を書きました。例にもれず、こういった候補者も、いったい何がやりたいのか、実現したいのかが不透明です。

その閉塞感は、ひいては人としての魅力にもつながります。

常に何かに飢えた気持ちを持ち続けている方、ハングリー精神を持っている方に出会うと、自分の限界を決めていませんから、とても魅力的です。何事にも興味を持つ、面白そうであると感じる好奇心旺盛な方は、張りのある時間を過ごしていると感じています。

何かにチャレンジしているときは、苦しいときでもあります。山登りで例えると、頂上に向かって登っているときは、体力もキツイし、とてもつらいです。何でこんなに苦しいことをやっているのだろうと思いながら頂上に到達すると、そこから見える風景はその人しか味わえないもののはずです。そしてまた次の山にチャレンジしていきます。

人生もその繰り返しなのではないでしょうか。

自分に興味を持ち、常にチャレンジしている姿が、人を魅力的にしていくことだと思います。