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面接官の残念な態度

2014年05月19日

面接は、採用する側が主導権を握っていると言われます。面接に臨む候補者は、ジャッジを受ける側ですから、多くのケースでは、自分の良いところをアピールするためにしっかりと自己の棚卸をしたり、企業側の情報を収集したりし、準備して臨むことになります。当然、人生の分岐点にもなりますから、多かれ少なかれ、緊張もするでしょう。そんなとき、候補者より残念な報告を受けることがあります。それが面接官の失礼な態度、というものです。

ただ、圧迫面接というカテゴリーがありますから、そのような態度をわざと取り、候補者のストレス耐性を確認するというケースもあります。ですから、圧迫面接と失礼な面接はなかなか区別がつきにくい雰囲気もあります。

ただ、以下のような対応は、恐らく面接官個人の問題であり、もしくは社風全体の問題であると感じざるを得ません。

例えば、面接官が候補者の職歴書を見て、所属している企業名、大学名などを間違えることです。中には候補者の名前を間違えるケースもあるようです。これは圧迫面接以前、面接官のやる気の問題であると思います。

ビジネスにおける最低のマナーということはあると思います。名前を間違えることは、そこにも達していないと思われますので、この企業の社風が問われると思います。

次に、面接官の都合で面接が30分以上遅くなる、もしくは他の用事が出来たので、途中で切られるということです。このようなことが当社ではあるよ、ということを見せつけているのかもしれませんが、その行為を行った会社の方に聞くと、特にそこまで考えていない、と言っていました。ただ、自分が忙しいから、相手を無視しても構わない、いわば、自分屋さんが多い会社であると想像できます。

色々な考え方はあると思いますが、私が唯一守るべきルールと考えるのは、約束を守ることだと思います。

面接時間が大幅に遅れる、面接を自己都合で途中で切り上げる、という会社は、恐らく仕事が出来ない人が多い、言い訳する人が多い会社です。面接よりも優先する仕事があるため、という言い分もわからなくはないですが、それはそれ、これはこれ、です。

忙しいことを言い訳に約束を破るなどもってのほかであると思います。このような態度をされた、というフィードバックを候補者よりいただけば、その意図はどこにあるのか思案しますが、候補者が辞退することも十分想定しなければなりません。

そのような態度を取られ、気分を害するのであれば、無理をして入社をすべきでないと思います。ただ一方で、候補者自身がその態度を受け入れ、特に問題視しないのであれば、それはそれで相性がいいのかもしれません。

とはいえ、面接官がそのような態度をした場合、その噂はたちまち広がり、その企業への風評となります。会社を代表して面接をしている、という意識は忘れてはいけないと思います。