時期を逃してしまうこと
2016年01月12日
求職者に案件を勧めたとき、じっくり考えたいという言葉はよく聞かれます。しかし案件を検討している間にポジションがクローズすることも考慮しなければなりません。
企業は一つのポジションに対し、いくつかのソースを活用しています。大きく言えば、直接採用と間接採用に分けられます。すなわち、自社のソースで対応する方法と、紹介会社経由で採用する場合です。
まず直接採用の手段として考えられるものは、自社HP、広告(新聞、Web、情報誌など)、社内異動、社内紹介などです。企業はできるだけコストが抑えられる直接採用で人を採りたいと思っていますが、採用に失敗したくないとも考えています。
よって紹介会社経由で採用を考えるのです。これも1社のみに声を掛けるということはほとんどなく、複数(10~50社)くらいに声を掛け、良い人がいれば採用する、という方法を取ります。
このように、多くの機会を駆使して採用活動を行いますので、検討している間に、旬を逃すことを想定しなければなりません。じっくりと検討したいという気持ちは正しいと思いますが、HP等でチェックするのは半日もあればできるはずです。そこで間を置くということは、応募するという行為で考えると無駄な時間を過ごしている可能性が高いと考えます。
そしていざ応募となると、すでに他者進捗があり新規では受け付けない、すでにクローズしてしまった、など、機会を逸してしまうのです。
考え方ひとつで、慎重なのか、優柔不断なのか、の違いがでてきます。優柔不断にならないためには、常に自分で判断することを心がけてほしいと思いますし、その為の自己キャリアの棚卸は欠かさないことです。自分のことは一番自分が知らないということもありますので、上手くコンサルタントを活用することをお勧めします。