転職コラム

転職コラム

転職をお考えの方へ
転職コラム
採用ご担当者様へ

コンサルタント紹介

ホライズン・コンサルティング株式会社
〒104-0054
東京都中央区東日本橋2丁目28番4号日本橋CETビル2階
TEL:03-6271-0872
FAX:03-6856-2861
お問い合わせ

自分に対する強い要求

2014年01月16日

この仕事をしていると、リスクとプロフィットの話が常につきまといます。転職することが果たして正解なのか、転職することによって、リスクはどの程度生じるものなのか、という点です。

ある意味、転職はリスクであります。働く環境を変えるということは、上司や部下、同僚も変わりますし、関わってくる仕事仲間なども変わってきます。今までの環境であれば、知っている仲間ですから、力の抜き具合も含め、おおよそ見当はつきます。多少ミスをしても、上手くごまかせるでしょう。それが環境を変えると、ごまかしがきかなくなります。

同様に、自分がやりたいことができるかどうかという疑問や、転職先が過度に期待して、大きなプレッシャーになるということもあるでしょう。その期待に果たして応えられるのか?上手くできなかったらどうしよう、など考えると不安は尽きません。

企業側は中途採用に何を期待しているのでしょう?人が足りないから充足したいということから、問題があるので、外部から優秀な人材を入れて解決してほしいということもあります。要求はそれぞれに違います。

私も何度か転職をしてきました。上記に書いたように不安も感じてきました。そして、面接で説明された内容と違ったこともありました。入社後、聞いてないよ、と思うこともありました。

でも、決めたのは自分ですから、責任は自分にあると考えました。

以前転職をする、という話をしたとき、私のことを心配してくれる人から、上手くいかないぞ、というアドバイスも受けました。曰く、転職をして成功する人は、3割しかいない、残り7割は転職を後悔する、ということを言うのです。その人自身が転職して入社したので、当時の私は、この人は転職失敗したのかな、と思いましたし、同時に、このようなアドバイスを見返してやりたいとも考えました。今思えば、負けず嫌いの私の性格を考えたちょっと皮肉交じりのエールだったかもしれません。ありがたいことです。

さて、転職をして上手くいかないなぁ、と思うこともしばしばありましたが、それを乗り越えたのは、そのような元同僚に馬鹿にされたくないという意地が大きかったです。ほら見ろ、転職なんかしなきゃよかったんだ、と後ろ指刺されたくないという気持ちです。

でもそれは小さい理由で、自分はもっとできるはずだという自分に対する要求が、一番の支えだったと感じています。自分に興味を持ち、どのくらいのことが出来るかという自分自身との闘いだと思います。

残るのもリスク、動くのもリスク、であれば、自分がやりたいことをやるべし。 それが今の自分を作っているし、支えているのだと思います。