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昨今の人材業界について

2011年05月23日

先日、紹介会社をフォローしている企業とお話をする機会がありました。

その会社は、紹介会社に対して、営業のノウハウや、Placementに至る方法論などをアドバイスしていて、その関連する業務周りのサービスを提供する企業ということです。私は独立する前は、レジュメ検索サイトの存在は知っていましたが、営業代行やアライアンス型で候補者を紹介するサービスがあるのはあまり知らなかった(興味がなかった)ので、面白く聞かせてもらいました。

しかし、そこで出てきた言葉にビックリしてしまいました。

「候補者がいても、その方を応募すると人事様に怒られるのでできない」という悩みについてです。

これはもう、勘弁してほしい部類です。こういった紹介会社は、営業を止めてほしいと思います。

我々は、企業が求める人物像をなるべく把握し、そこで応募することになるのですが、人事様に怒られるくらいの候補者というのは、恐らく全くマッチしていない候補者ということだと思います。これは人事様側に立てば何とも言えない瞬間です。

ではなぜこのようなことが起こるのか、を考えてみます。
①アライアンスサービスでポジションを紹介している企業は、クライアントミーティングが出来ていないので、ニーズが把握できていない。
②人材紹介会社は、研修さえ受ければ誰でも免許を取得できるため、人材紹介業をやったことがない人たちが多く参入している。故、全く業界知識がないため、無茶をしてしまう。
③スピード重視のため、何にしても応募しろ、と急かすため、候補者のマッチングなども考えていないため

書きながら何とも寂しい気持ちなのか、と思っています。そういう業界になってしまっているのです。クライアント企業、候補者のことをもっと我々は考えなければいけません。
そういう状況を知ることにより、私は今まで候補者との面談にこだわっていたところもあるのですが、まずはお電話で案件の有無や、当社のサービスを説明してから、面談をすることにしました。昨今、候補者の警戒心が強いなぁ~と思っていたところに、冒頭のような話を聞くに及び、得心しているのでした。

なお当社の扱う案件はすべて企業様との直接取引です。
(こういうことを書かなければいけないということ自体、おかしな話ですが)