優秀な人は本番当日には体調を崩さない?
2015年11月25日
これは林修先生が言った言葉です。
有名な塾講師である林氏は、多くの東大合格者を送りだした一流の先生です。その彼が合格者の傾向踏まえ、このような発言したのでした。
この言葉は、試験当日体調を崩した受験生にとっては、とても厳しい言葉です。事実、私自身も受験生のとき、常に体調不良に悩まされていました。ただ今思うと、体調を崩すには崩すなりの理由があったように思います。
そしてこの言葉の意味するところは、本番に臨むまでの準備ということなのです。
試験日は随分前から決まっているので、そこに如何にピークを持っていくかが作戦として問われます。当然、試験ですからしっかりとした知識と傾向などを押さえる研究が必要になってきます。でも本番半月前にバタバタしたといしても、結果は大きくは変わりません。それよりも、体調を完璧な状態にしておき、実力を十分発揮することのほうが大切ということなのです。
かつて、巨人に在籍していたクロマティは、日本人は練習をしすぎる、という旨の話をし、大ヒンシュクを買っていました。ただ彼が言いたかったことは、試合前に疲れていてはプロとしてはいけない、ということなのです。お金を払って試合を観に来るファンに対して、最高の状態でパフォーマンスするべき、という当たり前のことを言っていただけなのです。
これは面接でも同じことが言えます。
一番のピークは面接当日の、面接をしている時間であるべきです。よって、その前に体調不良になるということは、やはり心構えとして足りなかったと考えるべきなのです。候補者からすると、体調不良は仕方がない理由かもしれませんが、リスケをする企業の側からすると、ちょっと違った評価を受ける、ということを忘れないでほしいのです。
もっといえば、本当に病気が理由なのか、という斜めから見ることも考えられます。自社のことを軽く見ているのではないか、ということも考えているのです。面接官は、面接の予定を空けているので、前後の仕事も調整しています。その予定が飛ぶとなると、次回の面接にも影響を与えることになります。
このこともしっかりと考慮し、なるべくなら、当日キャンセルだけは避けてほしいのです。