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自分のキャリアを考えることの大切さ

2011年01月24日

今までの経験で、自分のことをしっかり把握して、目標を持って転職をしている人は少ないと感じています。

候補者は大別すると、目標を定めてそこに向かって努力するタイプと努力の結果が積み上げられた結果、次のステップを模索するタイプがいると思います。前者と後者でどちらが良いかという議論は難しいのですが、面接において印象が良く、その後のキャリアも上手くいっているのは前者だと感じています。

一方で前者は、感じ方によっては、自分のみに興味があり、組織的ではないタイプではないか、と思われるかもしれません。

それに比して後者のタイプは、与えられたことをしっかりとこなし、場合によっては組織のために自らを犠牲にすることも厭わない、チームプレーヤーである雰囲気です。企業としても、とてもいいような気がします。

しかしながらこのタイプは、面接では強調する個所が一般論過ぎて、何ができるのか?という点で壁に当たってしまいます。何でもできます、ということは実は主張としては弱いのです。

それでは、候補者としてどちらが多いのかというと圧倒的に後者と感じます。よく言えば正直者でいい人、組織的でまじめな人です。悪く言うと、強いてあげる特長がなく、どこにでもいる人と映ります。それは日本の企業がGeneralistを志向し、ジョブローテーションなどを通じて、育ててきたからだと思うのです。

そう考えると、そのような方はマジョリティですから、採用しようとする企業にも多くいると思います。私は中途採用で、特に30代以降で評価される人たちは、こういった人たちでなく、専門性が高い、武器を持った人たちであると強く感じています。

専門性に特化する、自分の強みを知る、ということは大切だということがわかるのですが、それを知るには当然客観性がなければいけません。自分一人が良いと思っても、周りが評価するものでなければいけないのです。

そのために、我々のようなコンサルタントを利用してほしいと思いますし、それが我々の大切な役割であると思います。キャリア相談は転職したい、まさに瞬間のことのみではありません。自分の立ち位置を知る、機会を求めることでもあるのです。