転職コラム

転職コラム

転職をお考えの方へ
転職コラム
採用ご担当者様へ

コンサルタント紹介

ホライズン・コンサルティング株式会社
〒104-0054
東京都中央区東日本橋2丁目28番4号日本橋CETビル2階
TEL:03-6271-0872
FAX:03-6856-2861
お問い合わせ

最近の採用傾向について

2011年06月15日

東日本大震災の影響も少なからずあると思われますが、最近の企業の採用に関しての傾向は、じっくり型、と言えると思います。すなわち、案件の数はあるけども、オファーに至るまでの時間が掛かる、ということです。

企業により、求人の緊急性は変わってきます。例えば、増員の場合は、現在メンバーの負担減を意図していますので、早く取りたいところではあるのですが、仕事が回っているという現実から、より良い人を採ろうとじっくり構える傾向があると思います。

一方、補充の場合ですが、少人数の部署である場合(一人を含む)、業務が停止しかねない緊急性があるので、割と結論は早いほうではないかと想像できます。実際そう思います。
しかしながら、こういった企業も最近は少しじっくりと選考しているように感じています。

その原因を考えたとき、いくつか浮かんでくるのですが、簡単に結論付ければ、まだ買い手市場である、ということでしょうか。
急いで採用しなくても、待っていれば良い候補者が出てくるはず、というところです。
良い候補者とは一体どんな人たちか?というところはこれはもうまさに我々エージェントが常に課題に挙げ、日々向き合っている問題です。

あの企業の要望はどのような人か?その理想とする人物がいた場合、その方が応募してくれるためにはどのような情報を与えれば良いのか?応募した後、条件などが折り合うのか?などなど。

候補者にとっても、理想とする企業にチャレンジする場合、相手の要望に自分が適う人材か、という情報が必要になります。相手のことがわからなければ、例え勝てる要素が多くあったとしても、引き出せなければ結果は伴いません。

企業としては100%理想の候補者に出会うまで待ち続けるのかどうか、という判断が求められますが、買い手市場と考えていれば、引き続き静観傾向でしょう。

であれば、候補者が100%に近い、もしくはそれ以上のパフォーマンスを面接において発揮しなければいけません。そのためには、しっかりと自己分析と企業の情報収集を行う必要がある、ということになります。これは転職活動の基本なのですが、私の実感として80%くらいの人は出来てない、まさに行き当たりばったりで面接に臨んでいるように感じています。

逆に言えば、その戦略が出来ていれば、残り20%に入るわけで、勝ちぬける確率は一気に上昇します。面接は戦いの場、であれば、作戦を立てて臨むべきです。それがないと、玉砕となってしまいます。

中途採用は厳しい戦い、とまず定義づけるところから始めましょう。