転職コラム

転職コラム

転職をお考えの方へ
転職コラム
採用ご担当者様へ

コンサルタント紹介

ホライズン・コンサルティング株式会社
〒104-0054
東京都中央区東日本橋2丁目28番4号日本橋CETビル2階
TEL:03-6271-0872
FAX:03-6856-2861
お問い合わせ

普段から仮面を用意しておくとよい、というお話

2014年10月02日

日常生活でもビジネス上でも、成功者と言われる人たちがいます。共通するのが経済力であり、収入が高く資産が多いので、周りの人から見るととてもうらやましい存在であります。

ビジネスにおいて考えると、収入アップを目指して日々努力をしていく訳ですが、そのような方と面談しても、本人は不安を持ってギリギリの状態であるという話をよく伺います。

年収1000万を超えた人は、まずは成功者と分類できるはずです。1000万以上稼いでいるビジネスパーソンは全体の数%に過ぎません。多くが1000万以下なのです。

しかしながら、このような人たちは周りよりも稼いでいるという実感があまりないようです。「生活に余裕がないですよ」という人たちが何と多いことか。これは当然、生活レベルとの兼ね合いもあると思います。収入が高いけども支出も高いと手元に残る金額は小さくなります。年収1000万の人が高い家賃もしくは住宅ローンを背負っていて、家族を養い、子供の教育費に多くを費やしていると、手元にはほとんど残りません。これが投資、という目的を持って、いつか回収するつもりであれば我慢は出来るのでしょうが、都市部以外の住宅の資産価値は下がり続けているので、恐らく逆ザヤ状況。子供に投資すればするほど、子供自身の人生の選択の機会が増えていきますから、結果親元から離れていくことになってしまいます。

そして気が付けば、手元にはあまり資産が残らないのではないか。。。そのような不安を感じている人は結構多いと思います。

「みんないくらくらい稼いでいるのだろう」という話もよく伺います。

そう考えるなら、支出を抑えればいいだろう、ということですが、稼ぐ人は生活水準はそれなりに求める傾向にありますので、現実的には想像以上に難しいことなのです。地方に行けばいいという選択肢もありますが、仕事あっての生活ですから、なかなか簡単にはいきません。

その漠然とした不安を持つ人たちは40代以下の世代はとても多いと思います。生活レベルを失う恐怖と常に向き合っているということです。

その生活レベルを失う恐怖を抑える方法として、普段自分の中にたくさんの仮面を準備すると良いと心理学では考えるそうです。この仮面は「ペルソナ」と呼ばれ、社会的な立場や役目で着用するマスクのことです。簡単な言い方ではキャラを演じる、というイメージ。要するに複数のキャラを持っておけばいい、と言われています。

このキャラが一つの人がとても多い。会社の顔しかない、ということです。そういった方は、会社内での評価のみが支えとなるので、職位や給与での判断が自分の価値となってしまいます。よってこれだけにしがみついてしまい、その役割が終わってしまうと、精神的に逃げ場がなくなってしまい、常に不安がぬぐえないということでした。

とはいえ、サラリーマンとしては副業は基本禁止ですから、それ以外でどう新しい仮面を付けなければいけないのか、という意見も出てくることでしょう。これはそこまで深く考えず、例えば、会社と家庭を完全に切り替える、オンとオフを使い分けること、趣味などを持ち、会社以外のコミュニティを形成することなどで良いそうです。そうすれば、仕事にも集中でき、漠然とした不安は払しょくできるようです。

自分で考えてみれば、確かにストレスがとても高い人材紹介業だけであると、多分精神的に厳しかったと思います。職業紹介責任者講習の仕事なども違う刺激を受けているので切り替えができますし、趣味で水泳を始めたり、新たなことにチャレンジしたりしていることで、精神のバランスを知らず知らずに取っていたことになります。

なるべくたくさんの仮面を持つことをお勧めします。