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根性論とファイティングスピリッツ

2014年05月01日

私が中学生くらいの頃、何事も根性で片づける傾向があったように思います。野球をやっていても、つらいことが起これば、根性で乗り切れ、弱音を吐くと、根性が足りないから、という感じです。時には、風邪をひくなどの病気をしたときも、根性が足りないからだ、と平気で言っていた先輩や指導者が多かったです。

そんな乱暴な根性論が大嫌いで、もう少し根拠に基づいた指導はできないのか、と半ばあきれていたことを思い出します。私は中学で野球を断念するのですが、高校以上で野球を続けるのは、本当に大変なことで、この乱暴な根性論を受け入れなければいけなりません。野球に限らず、色々なスポーツ全般がそうだったと思います。オリンピックで良い成績が出ないと、選手個々の根性が足りないからだ、と平気で言っていたと思います。

それがいつの頃からか見直され、根性を振りかざす指導者は随分と減ったと思います。鉄拳制裁、しごき、パワハラめいた言動などは、教育の場からも追放されている状況です。時代の流れでありますが、まず根性論から指導を始めようとする指導者は、最近は笑いの種というか、作戦戦略もない、無能な人というレッテルが張られるまでになっていると思います。

しかし一方で、この根性という言葉をファイティングスピリッツということに置き換えてみるとどうでしょう?メンタルと言ってもいいです。勝負にかける強い思いですね。これが最近大いに欠けていると言われています。負けて悔しいのは同じだと思います。ただ、妥協的であったり、何としても勝つんだという強い意志が欠けていると感じるのです。

根性という言葉だと泥臭いですが、ファイティングスピリッツというとスマートに聞こえます。でも、言っていることは同じだと思います。違いがあるとすれば、根性論は入口で言われ、ファイティングスピリッツは最後の分け目というところでしょうか。

面接も勝負ですから、メンタル部分が最終的には合否を分けます。

何となく面接をしている人、準備もなく臨む人は論外ですが、最後にこの仕事をやり遂げる自信があるかどうか、という覚悟の点が欠けると、採用する側もオファーを出すことをためらってしまいます。何が何でも達成するという気持ちを持つことが大切なのですが、そのことを前面に出すことに照れや恥が出てきたり、それこそ、スマートでないと考えたりする候補者がとても多いように思います。

与えられることのみを粛々とこなすことしかできない人は、転職しても良い結果を得ることが難しいとも言われます。これは良く人事様より伺います。問題解決のための救世主が中途採用者とすれば、戦うメンタリティは最低限必要な要素であると思います。

最後に勝つ人は、絶対に成功するんだ、とコミットできる人であると思います。