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面談を億劫がる人 その2

2012年01月18日

以前、面談はできるだけ積極的に考えてほしい、という旨のコラムを書きましたが、その続編です。

朝起きて大雨や雪が降っているとき、まず考えることは、『今日の面談に候補者は来るかな?』ということです。天気の動向を考え、交通機関のことも考慮し、面談日を変更することはよくあることですが、こちらからは出来るだけ候補者の都合を尊重しています。忙しい日常の仕事を調整しての面談ですから、次がすぐに調整できないこともあるからです。

再調整の場合、多くの候補者は電話等で連絡してきてくれますが、中には連絡もなく、時間まで待っていても来ない候補者がいます。そんなときは、大雨ですからね、と自分でつぶやき自己解決を図るようにしていますが、正直気分は良くないです。

色々な事情があるかもしれませんが、その先に思うのは、面接当日に同じようなことをされてはたまらない、という懸念です。面接ではそのようなことはしない、という反論もあるでしょうが、一事が万事ですから、私は以後関わらないようにしています。最低、何かしらの連絡は社会人としてするものです。

さて、我々人材コンサルタントの仕事は、まさに『人に会うこと』です。

スカウトなどをして連絡があった方にアポイントを取り面談に至るという流れです。場所は基本当社にお越し願うのですが、候補者の事情により勤務先に近い場所で行うこともあります。面談場所は周りの目もありますので、ほとんどの方は当社にお越しいただくことを望まれます。私も姿勢として長くじっくりお話を伺う、をモットーとしているので、当社で行っていただくことをお勧めしています。

今回は、私が出向く場合に言及したいと思います。

候補者のお仕事の都合や時間のことを考えて、出向くことになるのですが、私も正直、億劫になることがあります。レジュメを見ると現在持っている案件にマッチするかどうかが微妙だったり、電話やメールのやり取りの中で、ちょっと厳しいかな、と感じる対応をする方もいて、会っても無駄なのではないか、と頭をよぎるのです。

多くの場合、その悪い予感は当たって、結果として無駄だったとなりますが、中には会うと全然印象が違い、とてもよい候補者であったということも経験しています。人間、書類だけでは判断できない要素も多いのです。そして我々の仕事は、企業側に提案をすることなので、見極めは企業よりは緩めであり、そしてA社、B社、C社などと複数の企業に提案することができます。そうすると、候補者に合う企業が出てくるかもしれない、という可能性も考慮します。難しいと思われる候補者であっても、人柄や意欲などのちょっとした差、鼻差で勝ち上がることも年に数例あります。

人に会うことを億劫だと感じ、面談することを怠った瞬間、その可能性を放棄している、チャンスを逃していると思うと、もったいない気がしてなりません。