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転職後のエージェントとの関わり

2012年01月30日

厳しい転職活動を終え、新しい職場環境での第一歩が始まるとき、期待と不安が入り混じるという経験は誰しも経験があると思います。そしておおよそ3か月~半年くらいかけて環境に慣れ、徐々に活躍されるというのが通常パターンとなります。

自分で決めた転職ですから、自分次第、自分がやれば評価されるし、そうでなければ厳しい現実が待っている、というところです。

転職後、候補者の中には、エージェントとの関わりを止めてしまう、という行動をとる方がいて大変残念と思ってしまいます。私は、転職活動を共に戦った、いわば同士であるエージェント、信頼できると思ったエージェントとは、継続的にコンタクトを取ってほしいと考えています。

「転職したのだから、それ以上付き合う意味があるのか?」

という声もしばしばあります。

私は何度かこのコラムまたは、HP内に言及しているのですが、情報交換の機会は常に持っておくのがビジネスパーソンにとって成功の鍵であるという立場を取っています。

例えば、転職した当初に起こる事例として、

「聞いていた仕事内容と違う」「思った通りの仕事ができない」「忙しい過ぎる」「仕事量が多い」

という不満などが挙げられます。

ただ同時に、採用した側からも、「期待外れ」「仕事が遅い」「コミュニケーションを取れない」ということで相談を受ける事例もあります。

これは、候補者側が不満を持っていると、実は企業側も不満を持っている可能性がある、いわば双方不満という事例です。このケースは最悪、短期での転職という結末になってしまい、特に候補者側の将来に不利なレッテルが貼られる原因となってしまいます。
自らのパフォーマンスを棚上げにして、相手側ばかりを責めてしまうということ。人間、人のアラは目につきやすいですが、自分のことは気づきにくいものなのです。

私は、だいたい転職した方に対して、半月~1か月以内で一度お会いするようにしています。不満はあるか、うまくやっているか、人間関係は良好か、などを色々な角度で聞くことにしています。そこで受ける不満というのは、ほぼ95%くらい取るに足らない愚痴だったりします。

そこを指摘するだけで、皆だいたい解消します。たったこれだけのことでも大きな解決となります。
故に、当社でご縁があった方、なかった方限らず、当社からコンタクトがあったら、ご連絡いただければと切に願うのです。