絶対的な自分
2010年09月20日
こんにちは、人材コンサルタントの小林です。
この世で自分は一人しかいません。故、自分を一番理解しているのも自分である、という理屈について。
その考えは合っていると思います。
しかし、相対的な評価なしでは自分の真の価値を知ることはできないと思うのです。
例えば、努力している、ということを考えてみると、人によってその基準は変わってきます。一生懸命勉強した、と言っても、それが1時間なのか、 10時間なのかで違ってくるし、どれだけの成果があったのか、というところ、例えば、10時間勉強して1つのことしか覚えられない人もいる、などを考えても、そこで絶対的評価をするのは早計というものです。
総じて、相対的な評価を怠ってしまうと、独りよがりが過ぎ、最悪、体調不良などの病気を引き起こす、などのケースもあります。
面接などに行った場合、自分では手ごたえがあったのに結果が伴わない人がよくいます。いいことばかり言われて、ああ、気にってくれたんだな、と思いこんでしまうのですが、実はあまりにも合わなく、募集企業の意向と全く違う人と評価され、早計に切り上げただけなのです。
後日、他の人に決まったとか、ポジションがクローズしたなどという連絡があり、それでは仕方がなかったな、というところに収まるのです。
1度や2度であれば、本当にそうかも知れませんが、それ以上になってきた場合は恐らくそのパターンです。
ではそれをどうすれば計ることができるかというと、面接時間です。中途採用であれば、30分あたりで終了するとNGです。1時間以内でも厳しい。
さて、そんな状況になった場合、どうすればいいのか?簡単です。謙虚になり、原因を突き止めるのです。そのため、多くの人のアドバイスを貰ったりする。もし強いことを言ってくれる友人やアドバイザーを持っていたら、その人は幸福ですね。
しかしながら、自分は自分、のみが出てしまう人は、若いころは良かったけども、そのうち賞味期限が切れてしまい、あるときを境に誰も振り向いてくれなくなってしまいます。若さ以外の価値や武器を身に着ける必要があると思います。