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レスポンスの有る無しで、状況がよくわかる

2012年07月06日

面接などに臨む際、候補者側として一番気になるのが企業側の状況であると思います。

簡単なところでいえば、面接官がどのような立場の方が出てくるのか、何人出てくるのか、どのようなタイプの方なのか、というところでしょう。

また、適正検査があるという企業では、国語・数学なども入ったSPIのようなものなのか、性格検査だけなのかだけでも準備が違ってきます。特に国語・数学などは、かなり教育現場から離れたビジネスパーソンにとっては、ちょっと厳しい内容である時が多く、検査前にはパラパラと確認したいような内容だと思います。一方、性格検査は答えはあまりなく、例えば社風に適しているか、この仕事に適した考えを持っているかなどを確認するものなので、大した対策はいりません。

テストというものも専門職であれば出される場合があります。例えば法務では、契約書について虫食いになっているところに適当な言葉を当てはめる、この文章を英訳(もしくは翻訳)しなさい、または、この条文について見解を述べなさいという専門的なものです。これは今までどのような仕事をされていたかを見るものですので、にわかに対策できるものではありません。

しかしながら、このようなことがある、と言うだけでも、当日いきなり言われるよりは心の準備も出来ているので、慌てることなく取り組めるというものです。事前に情報がある候補者と無い候補者ではこの地点で大きな差がつきます。エージェントを使うときの大きなメリットとなります。

同じことが候補者についても言えるのです。
例えば、日程調整一つをとっても、素早くレスポンスを返してくれる人は、自己管理が出来ていると思います。仕事の調整も自身でしっかりでき、忙しい合間に自分の時間を作れ、恐らく仕事でも結果を出していると容易に想像できます。こういった方々は、いろいろと疑問点や状況、情報などについて当方に質問をしてきます。そこでご自身が考えるキャリアビジョンと重ねて、強みや活かせることを整理し、面接で確認作業をしています。このような方々は面接の結果も良好なケースが多いと思います。

一方、なかなかレスポンスがない候補者ですと、場合によっては、他者進捗があり、面接に乗り遅れるということがあります。大切な機会を逸してしまったという何とも残念な結果です。(得てして、このようなタイプは自分のことは棚上げにし、後悔の念をあらわにします)

また、面接後にどのように感じたか、上手く面接が出来たか、面接官に対する印象はどうだったか、面接で聞いた仕事内容に興味を持てるか、聞き忘れたことはないか、そして面接に対してポジティブであるかという情報を、エージェントとしては素早く把握したいのですが、連絡をいただけない候補者がいます。

候補者によっては、一度持ち帰ってじっくり検討してからお話したい、という考えの方もいますが、大切なことはその時にどう思ったかというホットな情報なのです。その面接の感想をエージェントと共有することによって、例えば不安要素や聞けなかったことを、エージェントが聞くことが出来たりします。それで悩みのほとんどが解消できます。

なかなか回答が無ければ、我々エージェントがフィードバックを企業側に連絡を入れることが出来ません。また、例えば、面接後人事様より候補者と話をしましたか、という連絡が入った場合、いやまだ話が出来ていません、という回答一つで、コミュニケーション力が無い候補者とレッテルを貼られることがあります。人事様の立場からすれば、間に入っているエージェントからしか候補者の情報が取れませんから、それすら怠っている候補者は、仕事においても同様な進め方をする人だろう、と決めつけられる危険性があるのです。ほとんどの場合は面接後すぐに話が出来ていますが、極まれに、電話をしてほしいと言ってもしてこない候補者がいます。その方たちの結果は、説明するまでもないのですが、やはりよくないケースが多いと思います。

この、面接の状況を連絡してくれない、日程調整の連絡が遅い、などの人たちは、恐らく忙しい方であると思います。しかし一方で、今は忙しくて連絡が出来ない、という一報は、どんなに忙しくても出来るはずです。考えあって、しっかりと回答しなければいけないと思って、連絡をしていないと言うかもしれませんが、受け取る側はそうは捉えません。

果たしてメールを見ているのか、この仕事には興味がないのか、他に内定が出て決まったのだろうか、と推測を巡らせるのみです。事実はわからないのです。その最低限の、待っている人の気持ちや立場が分からない人たちは、やはりコミュニケーション力で難ありで、仕事も出来ないと思われてしまうのです。

現在は情報化も進み、モバイル環境は目覚ましい発展を遂げています。故、便利な環境があるからこそ、スピード感を重視する傾向があります。
心当たりがある方がいれば、即レス、というキーワードを胸に、何事にも取り組むことがご自身を守ること、であると考えを改めて欲しいと思います。