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自分の社会人としての原点

2010年09月28日

5_photo01.jpgこんにちは、人材コンサルタントの小林です。

今年で40歳を迎え、23歳から今までの営業経験を振り返る機会がありました。

就職活動では、就職難ということもありましたが、それより就職ということをどれだけ意識していたか、という点を考えると、あまり企業研究ということはしなかったように思います。

まず知っている会社に応募し、セミナーに参加する。縁があれば面接に至るということですが、ホント勢いだけだったと思います。

それまでアルバイト等で行っていたサービス業がイメージしやすく、その他でいえば、ゼネコン関連でした。ゼネコンはバブル崩壊の影響で散々で、とある人事さんから、「うちへくると時間の無駄ですよ」という言葉ももらうくらい。ちなみにその会社は現在ありません。大変大きい会社でしたけど。

建築つながりで設備機器メーカーやハウスメーカーをまわるようになりました。で、当時内需拡大政策を推し進める政府方針に乗り、ハウスメーカーに入社したのでした。
ここまでくれば、ぜひ来てください、と言われると悪い気はしません。
自分のやりたかった仕事としても該当しているような気がしましたし。

入社後に配属されたのが宇都宮支店でした。
今まで縁もゆかりもない地域でしたので、最初に聞いたときはビックリしました。のちに、ハウスメーカーは地域密着型ですから、地元に支店がある人材から順次決められ、それに当てはまらなかった我々は、アイウエオ順に北から埋められた、ということでした(公式発表ではないですが、まあ、そんな感じでした)。

配属して付いた上司が年齢は当時46歳くらいだったと思います。
配属されてから初めての朝礼で、「自分は新人を持つのは初めて」ということを言っていました。正直不安でした。大丈夫かな、と。

しかし、実務が動き出すと、まったくそのような不安は感じないほど、しっかりと面倒を見てくれました。自分がアポイントを取ったらば、すぐに同席してくれ、何を話するかしっかりと聞いておけ、と言わんばかりに、彼の持つスキルを惜しみなくだしてくれました。

その上司は社内でも一匹オオカミ的な存在でした。あるとき先輩たちと飲んでいるとき、同期に比べ、私が一番貧乏くじを引いたな、という感じで話をしてきました。
ここまでくると、私の感覚は不安というものではなく、この評価を覆す結果を出そうと思えるようになっていました。

そして見事、同期の中ではいち早く結果を出し、全国でも常に上位の成績で一年目を過ごすことができました。

今でもその上司の言った言葉を大切にしています。
「営業は、会社半分、お客半分だ。会社の利益を考えて行動しなければいけないのは確かだが、顧客満足をおろそかにすると、決して良い営業とは言えない。顧客の信頼を勝ち得、感謝の言葉を貰ったときに、営業を続けてきた意味が分かる。それがないと、長続きはしない。」

感謝です。