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趣味・スポーツ 箱根駅伝2012年

一日目 往路

第一区は早稲田大学が仕掛けます。昨年素晴らしい走りをした大迫選手がどれくらい離すか、という点がカギでした。案の定飛び出し一位で襷リレーを行いますが、結果的に想定よりも離すことができなかった、ということでした。

二区は例年、花の二区、と呼ばれ、各校のエースが集う区間です。でも、五区が延長されて最長となって以来、エースだからと言って必ずしも二区にエースを置かない、という傾向もここ最近見られています。

ここで東洋大学の設楽啓選手が早稲田を抜き、一位で襷をつなぎます。レースを見ていると、初め駒澤大学の一年生エース、村山謙太選手をマークしており、チラチラ顔を確認しながらのレースでした。その後、早稲田大学と並んだ時も顔色を確認し、いけると踏んで一気にスパート。かなり余裕があった走りであったと思います。

ちなみにですが、駅伝は双子が多いことに気づきました。この設楽選手も双子ですし、駒澤の村山選手も双子の兄弟が城西大学一区で走っていました。ちなみに柏原選手も双子ということです。昔、マラソンで宋兄弟がいましたが、何か理由があるのでしょうかね。

ここから東洋大学がトップに立ち、以後ゴールまでずっとトップでした。

五区柏原選手は、今回初めてトップで襷を受けました。今までは、何人か前に走っており、そこで山登りでごぼう抜きにしていく様が人気となり、新・山の神、となったのですから、今回はどのようなレース運びをするのかが大変興味がありました。

前に敵はいないわけですから、あとは単純に自分との闘いとなるのです。それは以前自らが出した区間記録を塗り替えること。それを見事にやってのける姿は、感動すら覚えます。

結局、東洋大学は4年連続往路優勝となり、2位に5分以上の大差をつけました。過去3回は柏原選手がいなければ決して勝つことができないレースでしたが、今回は他の4選手もかなり力をつけており、柏原選手がいなくてお、勝てたレース、に代わりました。

レース後のインタビューで、今回も、「田中やったぞ!」が聞けるかと期待していたのですが、残念ながらなかったです。その後、柏原選手が昨年のこの叫びについてコメントしており、あれは勢いで、今思うと恥ずかしい、ということでした。