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LIFE 生命保険に対する低い認識

生命保険は何故ステイタスが低いのか?

生命保険の営業担当は、なぜか邪険にされてしまいます。理由はいくつかあると思いますが、恐らく以下のことが原因でしょう。

・生命保険にあまり関心がない
・営業担当者がしつこく、面倒である

前者は、健康体の人などが当てはまります。
当たり前の話ですが、生命保険会社も商売ですから、リスクになるような営業はかけません。そのリスクとは、病気や死亡の確率が高い人、となります。よって、その確率が低い、若年層や、健康な方に対して営業を掛けるよう指導されることになります。

一方、健康な人たちは、自分が病気したり、けがをしたり、まして死亡するなどは全くといいほど考えていません。なんとなく周りから、保険は入ったほうがいい、と勧められるのですが、積極的になれないという人も多いと思います。今、目の前に欲しい商品があり、手に触れて買うなどという行為がないので、いつか入ればいいと思い、そのうちだらだらと時間が過ぎていくというパターンです。

後者もあると思います。
保険会社は、営業担当、いわゆる募集人に対して、しっかりとした研修・教育をします。商品知識の部分などもそうですが、そもそも保険とは何ぞや?という精神的な部分、動機づけに各社力をいれています。ここを徹底して行うことで、生命保険の必要性を募集人自身が自覚できるようになります。

この動機付けがないと、上記のように邪険にされてしまうと、つらい仕事と考えるようになり、やはり募集人として長続きしなくなるからだと思われます。そこでしっかりと研修を受けた人は、生命保険の必要性を叩き込まれているので、まずは身近な知り合い・友人・家族や親せきなどから声を掛けていくことになります。

しかしこのことが、また営業を受ける側の気持ちを遠ざけてしまう要因になっていると考えます。

募集人としては、必要なのだから、まずは自分に関わりのある人たちから守っていきたい、と純粋に考えます。最近は特に営業成績に対して厳しくなっており、家族など近い人を加入させても、数字として反映されない、という規定がありますが、でも、身近な人から声を掛けていくのです。なぜならば、使命感を持っているからです。

一方、声を掛けられた身近な人たちは、なんか、自分が営業ターゲットになったと感じてしまい、ちょっとした失望感を覚えてしまいます。保険業を始めると、友達を無くす、という話も実しやかに語られています。 

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