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LIFE 生命保険に対する低い認識

保険はその時々でニーズが変わる

生命保険の必要性はわかった、ではどんな商品が良いのか、という話です。簡単に言えば、独身者と既婚者、そして子供などがいる家族というステージがあると思います。

独身者は、一番保険を身近に感じない層になります。どうせ自分が死んでも、自分は保険金を受け取れないから、というのがよく聞く話です。保険にかけるお金があるなら、旅行に行きたい、趣味に充てたいということですね。でも、たとえ一人であっても、けがもすれば病気にも掛かります。そして家を買いたいと思うかもしれないし、老後の心配をする人もいます。特に老後に関しては、私の友人知り合いも心配しています。

そういう人たちは、終身保険と医療保険をしっかりカバーすることが必要だと思います。

終身保険は、貯蓄性があるので、払い込み終了後の年金にすることもできますし、途中で解約し、住宅の頭金に充てることもできます。そして万が一の死亡時には、俗にいう、葬式代にもなります。葬式代も馬鹿になりません。戒名一つつけるにも、結構なお金が要りますので。

しかしながら、多くの生保レディーは定期保険も付けて売りたがります。保証は多いほうがいい、という殺し文句ですが、その多くの保険金を受け取って、喜ぶ人はだれでしょう?大体受取人は両親のどちらかだと思います。わが子に先立たれて悲しむ親はいても、保険金を貰ってニンマリする親はいないと思います。兄弟にする人もいますが、保険金を受け取って会社を辞める、というケースもあるようですが、これは意味があることなのか、と考えてしまいます。

医療保険は、健康保険でカバーできない部分に対して、効力を発揮します。高度先進医療やセカンドオピニオンなどのサービスがあるだけで、随分と救われたという事例もたくさんあります。

次に結婚後になりますと、ほぼ独身と変わらないでしょう。保険金の受取人を配偶者へ変えるという作業や、女性ならば名義変更などの手間はありますが、それを理由に独身の間は保険に入らないというのはおかしな話です。自分の命とその手間を比べると、自ずとわかることです。また、夫婦によりそれぞれの事情があると思います。子供をすぐに作りたいという夫婦もいれば、しばらくはいい、もしくは作らないというケースもあります。それによりまたニーズも変わってきます。結論、夫婦二人の場合は、独身時代と同じく、貯蓄と保証という両面を押さえていればいいと思います。

子供ができると、一気に事情は変わります。男性は特にそうですが、一気に家族に対する責任感が出てきます。万が一自分に何かあったら、残された家族が困らないようにしたい、と多くのお父さんは考えています。よって、しっかりと内容を検討しなければいけません。

一方、保険金を上げると、比して保険料も上がります。あれもこれも必要となることで、毎月の生活が窮してしまうとまた違うと思います。そこで、定期保険を掛けるわけです。以前は同じ保証を払い込みまで続けるというプランが主流でした。このプランですと、10年や15年ごとに見直しがあり、保険料がそのときにドンと上がってしまいます。そもそも、子供が小さいときに必要な金額と、成人近くで必要な金額は違うと思います。なぜ、死んだら5000万なんだ、という意見ですね。なので、最近は収入保証型、逓減定期保険などが主流となります。

このように、大きく分けてもそれぞれのニーズは違ってきますので、都度見直しをしていく、意識をする、という気持ちは持っておくべきです。そのためには、募集人を邪険にする関係では、タイムリーにニーズに合った提案を受けることができません。

故、私はそのような常に頼られる存在になっていたいと思っています。 

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