LIFE 生命保険に対する低い認識
募集人の問題
多くの生保は、いわゆるセールスレディーによって取り扱われています。
彼女たちは、だいたいが大手国内系生保に属し、ほとんどが同じ商品、定期付き終身保険、しか勧めてきません。この知識しかないのか、と思いたいくらいです。実際もそうだと言われています。生命保険の商品は、簡単に挙げると3つなのですが、この商品はそれにいろいろな組み合わせ、特約などをつけてしまうため、大変ややこしい内容になります。正直、販売している側も良くわかっていないと思います。でも、国内系生保を中心として、この商品が主力ですから、洗脳にも似たトレーニングで販売を強く推進します。
『私の指輪を見てごらんなさい。いくらすると思う?それくらい、私は多くの実績があることなのです。だから、私の言うことを信じなさい』
半ば、脅しのような営業トークで契約を取ってきた彼女たちは、商品知識があるという訳ではなく、ただ押しが強いだけなのです。こういった営業を受けた契約者たちは、出来ればこの人とは会いたくないと思ってしまいます。保険を見直したい、確認したいと思っても、どうしても影がちらつき、面倒になってしまいます。私個人も、傷害事件に会った時の不実な対応もあり、その後自転車事故の被害にあっても、生保には自分の判断で下りないと考え、連絡もしませんでした。
これでは本末転倒なのです。
生命保険は何かあったときの備えというのが大前提ですから、このような気持ちになってしまうことが良くないことです。保険求償をしてこないのですから、保険会社にとっては良いことかもしれないのですが、少なくともその壁は取り払うべきであると思います。募集人としては、最低でも自社商品の知識、そして他社商品に対する知識も持ち合わせるべきです。そうでないと、見直しの際のアドバイスもできません。
そして、加えるならば、各金融商品の知識が必要と思います。そうなれば、生命保険の商品の有利性もしっかりと話すことができますし、そのことによって、納得したプランを提供できるからです。