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旅・歴史 ハーメルンの笛吹男の謎

『ハーメルンの笛吹男』とは

ハーメルンのマルクト教会にあるステンドグラスから模写された、現存する最古の笛吹き男の水彩画です。

ハーメルンのマルクト教会にあるステンドグラスから模写された、現存する最古の笛吹き男の水彩画です。

有名なグリム童話のお話の一つですが、おおよその概要としては以下です。

あるとき、ハーメルンに大量のねずみが発生し、住民たちはとても困っていました。そこにこのネズミを駆除できる、という男が現れます。もし本当にネズミを駆除できるなら、多額の報酬を支払おう、と住民は約束します。その男は、笛を取り出し、それを吹くことによって、村中のネズミが集まってきます。男の後にネズミは続き、そしてすべて水に飛び込み、溺死してしまいました。男は約束通り報酬を支払うよう村人に要求しますが、駆除された後なのでその約束を反故にします。

本当にあなたが駆除したのかがわからない、などと言いがかりをつけて。。。

怒った男はいったん立ち去りますが、のちに現れ、ネズミを駆除したときと同じように笛を吹き始めます。すると、村中の子供がその笛の音色に合わせて列をなし、男について行ってしまったのです。村人は大変後悔しますが、結局子供たちはどこかへ行ってしまいました、というお話です。

この出来事は、実話をもとに作られたといわれています。1284年にハーメルンでは130名の子供が消えたとする記録が残っています。この物語が語り継がれ、グリム童話として知らされるようになったということです。