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旅・歴史 備中高梁の旅

備中松山城

標高430mの頂上にある備中松山城ですが、お城からの景観は皆無です。二の丸跡のわずかな隙間から城下町を愉しむことができます。

標高430mの頂上にある備中松山城ですが、お城からの景観は皆無です。二の丸跡のわずかな隙間から城下町を愉しむことができます。

駅から自転車で約10分くらいで登城ルートのひとつ、遊歩道に到着します。松山城は標高430Mの臥牛山にありますので、ふもとから登ると、まあまあの登山となります。車であれば、中腹の駐車場から登れますが(それでもちょっと大変)、ふもとからは生半可な気持ちでは登れない距離です。今回は一人旅でしたので、責任はすべて自分でしたので問題ありませんでしたが、間違って両親や家族などを誘っていたら、ブーイングの嵐だったでしょう。下調べは必要である、という良い教訓です。

やっとの思いで天守に到着したときは、時間は正確には計っていませんが、1時間くらいかかったかもしれません。汗びっしょりになりました。。。

天守に到着し、中に入るのですが、とても、とても小さいお城であることに少しがっかりします。また、備中松山城に纏わる歴史的なお話もとても限定的です。なので、城の中の展示物などを見ても、あっという間に終わってしまうくらいのものでした。本当のお城好きな人であれば、その歴史も感じながら感動も大きいのかもしれませんが、私はそれ以上の期待もあったので、若干がっかりしたかな、という感想です。

また、あれだけ苦労して登った山ですから、さぞかし眺めがいいだろうと期待していましたが、結構大きな木がたくさんあるため、視界も限定されていました。わずかに見えるところから見た景色は、それは良いものでしたが、整備された観光地であれば、お城の周りの伐採はしっかりとやっているんだろうなぁ、とも思ったり。。。とてももったいないなぁ、と感じました。

備中高梁は、観光資源は豊富でありますが、バリバリの観光地とは言えません。言い換えれば、手つかずの観光地とも言えます。この手つかずのところが、山田洋二監督のお目にかない、男はつらいよで2度も舞台になった所以でしょうが、観光という目線で言えば、食事処も含め、もう少し力を入れてほしいと思いました。ただ高梁市全体としては、もう少し観光地としてアピールしたいのでしょうが、恐らく予算の関係で、限界があるのでしょうね。観光業は難しいと思います。

最近、この備中松山城も、天空の城という紹介をされることがあります。故、山城からの景観は、一番力を入れるべき箇所だと思います。それが木によって邪魔されているのは、個人的には残念でした。あれだけ苦労して登ったのだから、景観は確保してほしいなあ、と。