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趣味・スポーツ ワールドカップ南アフリカ大会

パラグアイ戦を振り返って(遅まきながら、でも書いたのは試合の翌日)

PK決着で負けてしまいました。
負けたのは大変残念であり、そこまで死力を尽くして頑張った選手たちに感謝したい気持ちが高いですね。

終わった後は、悔しく、また良くやった、という気持ちが大きかったですが、一日経って、冷静に振り返ると、色々なことが頭をよぎりました。
それは、勝てたのではないか?ということです。

今回いくつかの点が挙げられます。
(1)日本とパラグアイは全くと言っていいほど、似たチームであったこと。
システムが同じでした。また、勝てば初のベスト8と言う点も似ていました。
試合を通して見ても、これがワールドカップでなければ、テレビを消して寝てました。それほど退屈なゲームでした。
パラグアイ自身も、守りのチームですが、日本はそれ以上でした。
これはデンマーク戦で見せた積極性なども殺してしまうほど、消極的な内容でした。

(2)選手交代のメンバーと時間帯
まずまた例によって岡崎が投入されます。
松井を下げることは、疲労蓄積というところからもOKでしょう。
ただ、判を押したように岡崎というのはいかがなものかと。特にこう着状態の似たもの同士であれば、違いの出せる選手を投入すべき。
であれば、森本だったと思います。彼ならば、ディフェンスを切り裂き、決めきれることは出来るだろうし、その可能性を持った選手でした。
阿部に代わって中村憲が出てきましたが、それはOKでした。ただ、パラグアイの交代に合わせた形で出されたので、先手を打っても良かったのでは?と思っています。
最後の玉田は私と同じ意見でした。玉田だせ、と言っていたときでしたから。ただし、これも遅すぎる。

(3)PKのキッカー
駒野が外しましたが、外すような予感がありました。
3番目は結構プレッシャーきついと思うのです。とあるコラムにも、駒野は運動量が多かったので、集中力や体力的にもきつかったのでは?という意見がありました。
同意です。それこそ、中村憲あたりが出るべきだったと思います。
また、PKの蹴る順番ですが、やはり先行がいいのでしょう。取られたか、選んだかは知らないですが。
というのは、日本人は後攻でも良し、という受け身の文化ですが、外人はああ見えて気が小さく、プレッシャーに弱く、もしくはイライラする、我慢できないという性格があるので、PKは先行を選択すべきなのです。今後もしそういう場面があれば、是非先行を選んでほしいものです。

(4)岡田監督
決勝トーナメントに進んだということはやはりすごいことだと思います。
今までの日本代表監督でここまで結果を出した人はいません。堂々と帰国してほしいと思います。
結果論で色々言われると思いますが、反省点は必ずあるのでその分析をしっかりとやってほしいと考えます。
私の意見として言わせていただければ、やはり交代選手などをもう少し考えた方が良かったのでは、と思うのです。
前回ドイツではフィールドプレーヤで出ていないのは遠藤だけでしたが、今回は、内田、森本、岩政とおり、また稲本や今野も短い時間の出場のみでした。
確かに、4試合を通じて出場停止メンバーがいなかったという奇跡も要因としてあるのでしょうが、森本は使わなきゃあ、と思います。
チームとしてのまとまりもかつてよりはあり、チームワークが良かったと思いますが、中村俊の表情は厳しいものでした。
あの戦い方をするならば、中村俊ではなく、別のプレーヤー(小笠原や小野、香川など)が良かったと思うのです。
選手確定までにサッカースタイルを確立出来なかったという反省点は残るでしょう。

とはいえ、海外からも評価されるに値するチームだったと思います。
カメルーンやフランスなどのチームとしての体をなさない国もありましたから、上出来です。
しかし、韓国と比べたら、やはり劣っていると思います。
それはドイツ大会後に多く海外に渡り、主軸としてプレーしていたかどうか、という点が大きいと思います。単純に4年負けているのです。
だから、今大会で評価されたメンバーは、積極的に海外を目指してほしいいものです。

また4年後か~という気持ちですが、その時は44歳に理論上はなっています。
そのときの自分の成長も併せて、楽しみに待ちたいと思っています。

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