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LIFE 経営者インタビュー~新井明子さん~

そして独立を決意

H:そんなとき、転機が訪れたんですね。

A:そう、独立することにしたんです。あるとき、ある生保の代理店担当の方に相談したところ、「新井さんなら自分でできると思いますよ」とアドバイスをいただいたんです。それまでは独立について考えていなかったのですが、いろいろな顧客、例えば中小企業の社長さんなどに相談したら、絶対やるべき、という意見ばかりだったんです。それだけ後押しを受けたら、上手くできそうと考えるようになり、そうなったらもう独立まっしぐらです(笑)。

H:やはり新井さんを知る人の意見は貴重ですね。ご自身以上に新井さんのことを知っている感じです。

A:常に自分を客観視しようとは思っていますが、この時ほどありがたいと思ったことはなかったですね。

H:それまでは1社の商品しか取り扱っていませんでしたが、独立後の現在は何社くらい取り扱っていますか?

A:生保が10社、損保が3社、そしてその他です。

H:業界の知識があるとはいえ、それだけ取扱商品が増えると、特徴を覚えるのも大変ではないですか?

A:金融商品ですからね。約款なども変わったりしますし、商品の内容変更、販売中止などもあります。その都度、勉強会などに参加しますが、それは当たり前のことだと思っています。

H:いわゆる乗合の代理店だと、最近はやりの会社がいくつかありますが、公平性を訴求している一方で、販売手数料が高い会社の保険を優先的に扱っている雰囲気も感じます。雑誌などでも叩かれたりしますよね。

A:大きな代理店だとそれでもいいかもしれません。顧客との距離もありますし、なにより顧客が多いとそのくらいのサービスでも成り立ってしまうのです。だけど、私のような小規模で運営している代理店だと顧客との距離も近いので、そのようなスタイルだと選ばれません。顧客にあった提案をして、満足してもらう、濃い人間関係を作って、次のビジネスにつなげていく、それが長く続けていくコツです。

H:顧客からの信頼が第一ですね。