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LIFE 経営者インタビュー~勝山純生氏~

起業のきっかけ

H:勝山さんはいつごろから独立を考えていたんですか?私と一緒に仕事をしていたときは、そんな雰囲気は感じなかったのですが。

K:そんなことはないですよ。ずっと独立したいと思っていましたから。

H:そうなんですか?それは意外ですね。

K:もともと母方の実家が江戸時代から続くお菓子屋さんだったんです。小さいころ、祖父の家に遊びに行くたび、商売というものが肌で感じることができました。そこでの雰囲気や出入りしている人たちを見ると、商売っていいなぁ、と子供心に思ったものです。だから卒業したら、商売をしたいと親に言ったんです。

H:お父さんは公務員でしたよね?やはり反対されたでしょ?

K:その通りです。いきなり独立なんてとんでもない。まずはどこかの組織で働きなさい、そこからでも遅くないだろう、という一点張りでした。

H:そりゃあ反対するでしょう(笑)。それでサラリーマンになった。

K:不本意にも(笑)。やはり社会に出て、仕事とはどうか、組織とはどうか、ということを学ぶべきかなぁと。それで11年くらいサラリーマンやりました。

H:それで独立する機会をうかがっていたのですね。何がきっかけだったんですか?

K:在籍していた会社で、営業推進の仕事をしていたのですが、あるとき異業種交流会に参加したんですよ。そこで色々な業界、職種で働いている人たちと出会ったのが始まりです。

H:社外での交流というのは求めないとないですからね。そこで何があったのですか?

K:40名くらいの参加者がいたのですが、一人だけもう一回会いたいな、と思う人に出会ったんです。その人との話はとても刺激的でした。お互い意気投合して、まずは同じように異業種交流会をやろう、となったんです。

H:なるほど、いい出会いがあったのですね。で、自分でもその場を提供したいと思ったんですね。

K:そうです。異業種交流会を企画して、当初は取引先の方や、他のイベントで出会った人を誘ったりしました。HPも作りましたね。約2年やりました。

H:そこで独立のヒントを掴んだのですね。

K:2年くらい交流会を運営すると、人脈が自然とできてくるんですよね。そこで出会った人たちは、いろんな考えを持っていて、例えば、今ある商材をもっと売っていきたいと思っているけど、マンパワーが足りない、とか、独立しようと思うけども、事務所はどうやって探そうか、税理士はどうしようか、などの相談を受けるようになったんです。そこで自分の持つネットワークを駆使し、お互いを結び付けていたのですが、それがとても面白かったんですよ。ああ、これを自分の仕事にできれば面白いかも、と思い、あとは独立まっしぐらでしたね。

H:なるほど、仕事を結びつけることで商機が得られたのですね。ただ聞いているとあまり商売っ気が無いように思います。

K:そうですね。勝山ネットワークを活用してもらい、人と人、会社と会社を結びつける、所謂マッチング作業のみでしたからね、大きくは儲けられませんね。ただその時は、自分と家族が食べて行けさえすればいい、という気持ちだけだったので、それでよかったんです。