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旅・歴史 司馬遼太郎記念館

そして館内へ

司馬作品の中でもお気に入りのひとつです。土方歳三は、幕末の変わりゆく時代の流れに、理解しつつ抵抗した人でした。時代は変わった、でも自分は変えたくない、と訴えているその生き様は、多くの勇気を与えてくれます。

司馬作品の中でもお気に入りのひとつです。土方歳三は、幕末の変わりゆく時代の流れに、理解しつつ抵抗した人でした。時代は変わった、でも自分は変えたくない、と訴えているその生き様は、多くの勇気を与えてくれます。

書斎を見終わったのち、記念館に入場。

入口にはこれも年配の女性が立っており、大変丁寧に対応してくれました。
「傘はカギを掛けなくていいのですか?」
そのまま傘立てにおいたときに、やさしく言葉を掛けてくれ、その後も出張での重い荷物を持っている私に、ロッカーの存在を教えてくれるためにわざわざ数メートル歩いてきてくれました。

記念館の入り口付近には、館内の見どころを説明するビデオ案内がありました。しばしそこで立ち止まった後、順路に沿って見学することになります。

結局は司馬遼太郎が生涯を掛けて集めた文献など約6万冊が保存されていて、それが展示されているだけの場所で、そのほか、一部資料、そして奥に過去NHKで過去放送された番組が定時で流されている、というだけなのです。

よって、司馬遼太郎に関心がなく、もしくは低い人が行くと、大変がっかりする可能性があります。ある程度知っている私でさえ、やや期待外れと感じましたし。。。

やはりここは、司馬作品を深く知り、何度も読み返して行く中で、その都度訪ねる場所であると思います。そして、そこで超越した何かを感じ、亡き司馬遼太郎氏と語り合う場所なのかもしれません。

そう思い返せば、軒並み年配者が多く来館されていました。

余談ですが、天井に坂本龍馬の影に似たシミがあります。
そこもスタッフの女性が声を掛けてくれ気づきました。面白い偶然であると思う一方、司馬氏と龍馬のある種の縁も感じたり。 

司馬作品をこれからも読み続け、また機会があれば訪れたいと思います。多分その時は、今回とは違ったことを感じることでしょう。