LIFE 人生が長くなる、それはいいことなのか?
手術技術の向上
入院日について
現在、平均入院日数が少なくなってきているということです。これはどういうことかというと、手術の技術が向上することによって、患者に対する負担が低減したことが要因のようです。
例えば、ガン切除を行う外科手術も、以前は開腹していたことでも、内視鏡手術の技術が向上することで、切除部分が大幅に減ってきているようです。胃がんの手術も、1週間以内で退院というケースも増えているということで、今後益々短くなってくるということでした。
このことによって、多くの患者が待機時間が少なくベットが開き、手術を受けることが出来る、というメリットがあり、同時に、病院側も、経営上からみても、こちらのほうが良いという方向になっているようです。
医療技術が向上することは、我々にとっても良いことです。
人生が長くなったということで、楽しみも増えてくるというものです。今後は、男性の平均寿命が85才、女性が90才が当たり前になるという統計も出ているということです。
これは、老後がとても長くなったということです。
こうなると、60才で仕事を引退し、その後の年金受給期間が30年ちかくもある、ということですし、それを支える財源が大変なことになるということの証明ともなってきます。個々の生活をみても、老後が長くなるということはすなわち、リスク期間が長くなったということとも言い換えられます。
人生設計一つを考えてみても、今までの価値観では通用しなくなってきたということなんだと改めて思い知らされました。色々な準備は必要、ということですね。