旅・歴史 深川七福神めぐり
道中の発見
自転車で7つ巡っているときに色々と発見をしました。深川というと、下町という感じで、ごちゃごちゃしたイメージを持っていましたが、意外に寺や神社が多く、関西のような雰囲気があります。
清澄通りを北へ上るイメージで周る感じです。
そこでいくつか発見。
まず、阿茶の局の墓を見つけました。
お~、ここが阿茶の局のお墓か~、などと感心していました。阿茶と言えば、徳川家康の側室で、大変な才女であったということです。秀忠、忠吉の養育を担当し、大阪の陣では和議の仲介を行い、そしてまた、秀忠の娘、和子が中宮として後水尾天皇に入内する際には守役として同行しました。その功により、従一位を賜ったということです。秀忠死後は雲光院となり、83歳にて死去しました。
大河ドラマ、葵徳川三代では、三林京子さんが演じ、大変存在感がある演技で印象的でした。徳川家康はこの阿茶に限らず、女性に対しても才能を見出すことが得意であり、組織にしっかりと活かしていると思います。家康のすごさは人を見定める力なのでしょう。
また、場所柄、多くの相撲部屋がありました。初場所中ということもあるのか、お相撲さんの姿はみませんでしたが、時間がお昼だったので、昼寝をしていたのかもしれません。
芭蕉記念館もありました。入場料100円ということで興味本位で入館。芭蕉にまつわるいくつかの展示物などがあります。衣装がありましたが、それはその時代に着られていたもの、というレプリカでした。
松尾芭蕉という人は、一説によると忍者である、と言われています。あれだけ各地を巡るには相当の足腰の強さが必要だし、周るスピードも結構速いということが理由のようです。江戸幕府にとっていくつか注意が必要な外様大名がありましたが、奥の細道では仙台藩を調べていたのではないかという、なんとも本当っぽい話です。
服部半蔵の晩年とも。さあ、どうなんでしょうね。