Wanderlust 勝どきで働くヘッドハンター、小林毅の公式ホームページ

▼ 旅・歴史

▼ 趣味・スポーツ

▼ LIFE

趣味・スポーツ ブラジルワールドカップ予選

ウズベキスタン戦 ホームゲーム

負けてしまいましたね。

理由は簡単に言ってしまえば、コンディション不足で、全体的に重かったということでしょうか。ボール際も収まりが悪く、セカンドボールも支配されていたので、主導権は握ることが出来ない状況でした。観ていて、大変ストレスが溜まる試合でした。誰が悪かったといっても、みんな悪かったという感じで、強いて良かったと言えば、岡崎と前半の長友くらいかな、と。

岡崎は、ドイツに渡ってからその役割がわかってきたというか、自分の立ち位置がはっきりしてきたと思います。ボールが渡ったら可能性を感じ、何かやってくれるかな、と期待できる選手として成長したと思います。

長友は、さすがにトップチームで活躍しているだけあり、前半に見せた輝きは目を見張りました。ハイスピードで駆け抜けた姿は、大変頼もしく感じました。

一方、その他海外組はどうであったか。

川島は失点の時もその他ピンチのときも、しっかり対応していたと思います。ただディフェンスラインがかなりハチャメチャで、数的不利を受ける場面も多かったので、コーチングという意味で、もう少し期待したいな、というところです。

吉田はちょっと不安定。安心感などを感じることができず、バタバタ感が否めない。これは場数なのかもしれませんが、観ている我々を安心させるスピリッツを感じられるような選手になってほしいと思います。例えば、バルセロナのプジョルのような。

内田は試合に出れていない理由がわかるくらい、動きに精彩を欠きました。あるサッカージャーナリストも言っていますが、右サイドの攻撃に迫力を欠くのは、内田の動きの悪さから、と感じるほど、どうしちゃったの?と思ってしまいました。シャルケで出れない理由の一つに、ファイトが感じられない、戦う姿勢が見えにくい、などを挙げたスポーツ誌がありましたが、確かにそうかな、と見受けられます。カッコつけてクールに話をしているだけなのか、本当にそうなのかが僕らのような年上からは分かりにくい。だから、動きが悪いとつい目立ってしまうという面もあるでしょう。才能はある選手だと思うので、もう一枚上のレベルを目指してほしい。

長谷部は疲れているのかな、と一番感じた選手。いろいろなポジションを器用にこなすので、所属チームでもいろいろやっています。本業は守備的MFなのでしょうが、ボールの収まりが悪かったり、パスミスがあったりとキャプテンとしてはポカが最近目立っている。落ち着きが取れない。そろそろ帰国して日本代表のためにコンディションを整えてもいいのかもしれません。

香川は怪我明けです。本当に怪我をしていたのか、という別の議論がある訳で、ドルトムントは日本に帰したくなかったからの嘘という疑惑があるくらいです。そのコンディションを考えつつ見ると、まあ、嘘だったのかなと思ったり。それでも召集したのは、協会の姿勢ですね。ここで召集しなければ、他の選手も同様のことをされ兼ねない。要は舐められないように、ということで、高く評価できます。

そこまでして招集したから、使わなければいけないのだけど、本田がいないといまいち輝けないな、と感じてしまいます。代わりに藤本が入っているのだけど、収まりや安定感という点がイマイチなので、香川も落ち着かない状況になる、すなわち、ボールに絡む時間が多く意識しすぎると思うのです。

香川はお膳立てされて、決める人であるので、その時のために潜んでいる時間帯が必要だと感じています。

ハーフナーマイクは、今回なぜ先発したのかがわからない選手でした。
バルセロナのイブラヒモビッチではないですが、そもそも代表のコンセプトから言って、クロスを積極的にあげるとか、ボールを持ったらトップに当ててこぼれ球を狙うとかは無いはず。中盤を省略するようなサッカーは志向していないし、日本国民自体も期待していないはず。日本代表はレベル感こそ違えど、バルセロナが展開するポゼッションサッカーだと思うので、ハーフナーマイクを使うよりは、最初は李だったのではないかな、と思った次第。

後半負けているときに登場すると、あ、放り込みだな、という意識がメッセージとして伝わり、シンプルにゴールを目指していくという、そんなパターンの選手だと改めて感じました。

李は評価できるほどチャンスが巡ってきませんでした。もう後半はバタバタ。何度数的不利を作られたか知れない。まさにサッカーの質でも完敗でした。

これで世界ランキングが韓国の下になってしまうと、第一シードから外されてしまいます。まあでも、そこはあまり問題ではないと思います。第一であろうが第二であろうが、韓国か豪州には必ず当たる訳で、それを踏まえて2位以内を目指すところは変わらないでしょう。それより、この敗戦からどういうサッカーを展開するかを決めてほしいと思います。

最後に、宮市は観たかったです。