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趣味・スポーツ 2014年日本シリーズ総括

あっけない幕切れ、でも感謝の気持ちも。

西岡の守備妨害・・・

実況からそのことが伝えられ、ここでその理由がわかりました。西岡はダブルプレーを阻止するため、意図的にフェアゾーンを走ったという判定です。これは送球するキャッチャーとファーストとの間に、西岡が入る形になり、送球を妨げる行為というジャッジだったのです。この判定をされた後、VTRは一切流れませんでした。そのまま胴上げシーンとなり、監督インタビューへと進みました。

観ていた私としては、何よりそのシーンをもう一度見たいと思ってずっと待っていましたが、結局そのまま試合放送は終了してしまいました。

悶々として気分でした。スローで見せんかい!と怒りが止まりませんでした。どうしても納得できないので、一番早いスポーツニュースであるニュースステーションまで待ちました。そこでようやくそのシーンが見れました。解説の工藤氏は、時期ソフトバンク監督候補です。当然ソフトバンク側の意見も交え、正当なジャッジであったと強調していました。

次に有線放送のフジテレビONEで放送される、プロ野球ニュースを観ました。そこでは、微妙なジャッジである、という解説でした。内側に入っているような、ギリギリのような、そんな見解でした。

私の見立てでは、同じく微妙だと思いました。そのままプレー続行でも良かったと思うほどでした。恐らくインプレーとしてジャッジされれば、ソフトバンク側の猛抗議はあったと思います。ただ、早く切り替えて、逆転されないように対応したと思います。

ここで守備妨害を取った審判は、勇気がいるジャッジだったと思います。どちらを選択しても、シーズンの行方を左右する大きな出来事ですから。あのまま流せば、阪神が勢いを増したかもしれません。振り返ればあのプレーだったよね、というくらいの大きいものでした。ここはルール通り対応した審判に敬意を払わなければいけないでしょう。(ただ、場所が甲子園であれば、そのままだったでしょう。)

落ち着いて考えてみれば、やはり守備妨害だったと思います。理由は西岡の態度です。審判よりアウトの宣告を受けたとき、抗議はしていたようですが、突っかかるような大きいものではありませんでした。そんなことはないですよ、え~何でですか?、程度です。これは身に覚えがあるからだと思います。何としてもダブルプレーを阻止したかったので、わざと内側を走ったのです。確信犯ですね。そこがばれてしまい、アウトになっただけなのです。(その後、ブログでその件を認めていました)

今回は、やはりヒッティングでなく待ちだったと思います。打ちに行く場合は、みんなが納得できる結果を出さなければいけません。そういう意味でも、最悪の終わり方でした。

ただ今回の阪神打線は皆多かれ少なかれ、同じでした。何か意図を持って打席に臨んだ選手がいたか?ということです。ソフトバンクも三振が多かったし、チャンスに凡退することも多かったと思います。チャンスの数は圧倒的にソフトバンクでしたから、残塁の数は多かったと思います。それでも、柳田、今宮を始めとしたナインからは、必死さが伝わってきました。

彼らに有って阪神になかったもの、それは勝者のメンタリティだったと思います。ソフトバンクは常勝集団でした。選手一人ひとりに優勝という文字があり、そのためにまい進していました。一方阪神は、クライマックスシリーズは調子が良かったものの、メンタルでの整理がつかないまま、日本シリーズに臨んだと思います。

ただ、一ファンとしては、この時期まで野球を楽しめる状況にしてくれたことに感謝をしたいと思います。来年こそ、目指せリーグ優勝、そして日本一です。今はゆっくりと休んでほしいと思います。