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趣味・スポーツ コンフェデレーションズカップ ブラジル2013

ブラジル人の気質

ブラジルといえば、ストリートサッカー。スラム街に行けば、子供たちが手造りのボールを追い回している風景が浮かびます。

ところが最近の経済発展による影響から、サッカーをする場所が無くなってきているということです。同時に、所得格差はあるものの、国民の生活水準も上がり、サッカーで成り上がるという気持ちがかつてよりも失われているという現実もあるとのこと。

かつての日本が、野球以外をスポーツと思っておらず、サッカーは蚊帳の外のマイナースポーツでしたが、最近は人気を二分するまでになっています。

選択肢が生まれることによって、人気ナンバーワンスポーツがそうでなくなる、そんな状況に差し掛かっているということです。

運動神経の良い子がサッカーをし、毎日遊んだりすることで技術を身に着け、それが競争となり、今までのブラジルは強かったのですが、それが崩れているようです。

元来、南米ラテン気質もあるため、遊ぶことが大切な人たちなので、ある程度目標を達したら、とたんに活躍しなくなる、ということも多く、ロナウド、ロマーリオ、ロナウジーニョなどのスーパースターが突然活躍しなくなる、ということはよくありました。

オフになると太ってしまったり、夜遊びが強烈だったり、練習に遅刻、不参加など、組織を乱す行為があれば、きまってブラジル人だったりします。そんな彼らは、サッカーはリッチになる手段でしかったとすれば、経済的に満たされれば、無理にキツイサッカーの練習をすることもなく、まして、寒い欧州に行く意味も見いだせないのかもしれません。

かつてエジムンドは、シーズン中にリオのカーニバル参加の為帰国したということがありました。契約に盛り込まれていたので、それを実行しただけですが、当時のチーム事情は最悪で、エースであるバティストゥータも怪我をして大変でした。それでも彼は帰国したのです。

個が強い、と言ってしまえばそれまでですが、かつてはブラジル国民という意識が強く、まとまっていたものが、最近は失われているのかもしれません。