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趣味・スポーツ アジアカップ2011年

死闘、韓国戦

またいつものように死闘となりました。

2対2でPK戦でしたが、1対1だったと思います。両国に与えられたPKはいずれも違うと思います。特に、日本が取られた前半のファウルは、いい感じで試合が盛り上がっていたところに吹かれましたので、なんとなく、試合に水を差した感がありました。

韓国側も、おい、PKもらっちゃっていいの?みたいな雰囲気がありました。試合をしっかりと管理していくのが審判の役割ならば、やはり絶対数での経験が足りないのでしょう。欧州などでは、常に高いレベルでのレフリングが求められます。このようなジャッジをしていると、ボコボコにされてしまうので、必然肌にしみこんでいるのだろうと思います。

前半の日本の得点は圧巻でした。左サイドを本田が切れ込み、オーバーラップしてきた長友へスルーパス。その流れに乗り、サイドをえぐり、前田へラストパス。ん~まさにフットボールを見させてもらったという感想。

延長前半の日本のPKもファウルではありません。たぶん、審判がバランスを取ってくれたのでしょう。ホント、よくありますね、今回は。
残り時間を考えても、この時間を逃げ切るにはちょっと大変だな、と思っていました。交代選手もあと2名だったので、どういった交代カードを切るのかと思っていましたら、まず、伊野波が前田と交代します。ちょっとそれは李じゃない?と。韓国はすでにパワープレーになっていましたから、前線のチャージがあるほうがいいに決まっている!そんな気持ちでした。

ザッケローニとしては、ディフェンスラインが不安定だったので、一枚増やしたかったのでしょう。また、イタリアの監督だから、カテナチオに入ったか?みたいな雰囲気でした。でも今回の日本のDFはいわばまだ未完成の組織。交代選手も含めて個々のレベルがまだまだであるとすれば、全体で守ることが必要だと思います。そういう意味でも前線での守備だろう?と考えたのです。

結果、3人目で李を投入しようと考えていたようですが、長谷部が痙攣を起こしたため、本田拓と交代。結果これが凶となってしまいました。あの時間帯で同点に追いつかれたので、やっべ~なあ、と諦めかけていました。

PKで川島が止めたのは今回初めてみたような気がします。PK戦は引き分けとカウントすべきものです。あとは運が大きい。そういう意味でも日本は今回ついている。運も実力のうちです。素直に喜びましょう。

決勝はオーストラリア戦です。アジアカップですけど、欧州スタイルのチームなので、実質アジア一ということなのでしょうけど(笑)、せっかくですから、勝っちゃいましょう!

最後に、今回は選手個々のレベルでみると、過去最強と言いましたが、補欠組のレベルが劣っていることが気になります。本来はザッケローニももう少し早く交代したかったでしょうが、レギュラーを下げてまで投入する選手がいなかったのでは、と思いました。
松井が帰国したため、いつもの松井に代えて岡崎、というカードが切れなくなりました。後手後手に回ったことが今回の苦戦を呼んでいると思うのは私だけではないでしょう。底上げが必要ですね。