趣味・スポーツ アジアカップ2011年
カタール戦の熱さ
試合中、2度ほど諦めかけました。
一度は吉田の退場の後に2点目を入れられたとき。二度目は同点で残り時間が少なくなってきたときです。これはカタールがホームであったことで、そのペースで試合が進んでいたからで、審判の笛も含め、日本には不利な状況でありました。
しかし、私が評価しているこのチームのメンタル面の強さがこの逆境を跳ね除けます。香川の同点ゴールは今までの日本では見られなかった動きでした。
岡崎にあたったボールを素早く足元に引き寄せ、ドリブルシュート！シュートも決して簡単ではありません。でも落ち着いて左足で流し込みます。
逆転ゴールも圧巻でした。次々に倒される日本の選手がつないだボールを長谷部から矢のようなスルーパスを受けた香川が落ち着いて持ち込みます。その間も3度、香川の足を狙ったチャージがカタールからされますが、2度落ち着いてかわします。そして最後敵ＤＦが突っ込み、さすがに倒れてしまいますが、走りこんだ伊野波が流し込みます。
解説の松木さんは「おい！ＰＫだろう？ＰＫ！」と怒鳴っていましたが、ＰＫになると蹴りなおしだよ～と思い聞いていました。ゴールに気づかなかったんですね。
このような逆転劇は中国のアジア大会を思い出します。その大会はほぼAll away状態でしたが、見事優勝でした。今年もそうなる予感です。
ザッケローニのガッツポーズが印象的でした。今回はややお付き合いしてしまった感がある試合で、自ら苦境にしてしまったと言えなくもないですが、その分、チームとして大きく成長したと思います。
次は韓国戦です。今度は勝ちましょう！