Wanderlust 勝どきで働くヘッドハンター、小林毅の公式ホームページ

▼ 旅・歴史

▼ 趣味・スポーツ

▼ LIFE

LIFE 経営者インタビュー~松原伸禎氏~

組織を大きくするために

H:次のステップに進むために必要な人材育成ですが、どのように取り組まれていますか?

M:設立当初は職人気質を持った人たちが割と高い意識を持って合流してくれて、今でもそのメンバーが会社の礎となっています。ただその次のステップとなると、同じような職人タイプの人材よりは、割と若くて吸収力がある人材を考えて採用するようになりました。ただ、当社もベンチャーなので、大手企業のように手取り足取りという環境ではありません。高い意識を持って、仕事を教えてもらうのではなく、盗むくらいでないといけないと思います。一方で上司となるメンバーも、人を育てるという次のステップに進んでほしいと願っています。

人を教える、育てるということは、とても難しいことですが、自分に取っても大きな成長へのステップですから、是非とも成し遂げてほしいと思います。

H:そうですよね。人を育てるというのはとても難しいですね。今はそういった意味では新しい試みにチャレンジしているという段階ですね。採用はどのようなきっかけで行っていますか?

M:当社のHPなどもありますが、就職サイトなどに求人広告を出しています。結構応募はありますよ。

H:どんなバックグラウンドの方が応募してきますか?

M:職業訓練を受けていたという方、他業種のIT部門経験者など様々です。未経験者もいますが、その場合は20代後半までに限っていますね。

H:適性はどのように判断されていますか?

M:どうしても業界の特性としてはスキルを重視しますね。職人気質の高いスキルは必要不可欠な要素ですが、最近は組織のバランスを取る上でコミュニケーション力も重視しています。

H:この仕事に向かない人は?

M:我慢が出来ない人、おしゃべりすぎて手が動かない人、飽きっぽい人はダメですね。

H:今後はどのようにしていきたいですか?

M:最近、長年在籍したスタッフが家庭の事情で福岡へ移住する、ということがあったのです。今まで培った実務経験があるのに、ここで辞めるのはもったいないと思いました。そこで、社員のままで、福岡に居ながら、引き続き業務に携わってもらうことにしました。当社の仕事は場所を選ばないので、モデルケースとして定着することができれば、その他社員に対しても違った選択肢が増えるかな、と考えています。当然、月に1度は東京に来てもらって、ミーティングなどに参加してもらう予定です。

また、社員の自主独立志向を育てるという意味で、朝活にも参加してもらっています。そこで新たな顧客を獲得したり、いろいろな方から影響を受けることは必要だと思っています。次の目標を持ってもらい、信頼関係構築に取り組んでほしいと思っています。

H:最近個人のセルフブランディングという考えも定着してきましたね。

M:フェイスブックページでもある程度できると思うのですが、最近は個人で独自のHPを持つ方が増えてきました。例えば、本を執筆したことをきっかけにその著者のHPを作ると、その方のお名前で検索するのか、他の出版社やマスコミなどから新たに引き合いが出てくるんです。ビジネス書著者のホームページは昨年8名くらいお手伝いをしました。結構引き合いがありますよ。本をただ書くだけでなく、プラスアルファで何かに結びつけないと、ビジネスとしてはもったいないと思いますね。

H:私も個人ブログを作ってもらいましたね。

M:こういったケースは年々増えているので、そこもビジネスチャンスだと思います。

H:本日は色々とお話いただき、ありがとうございました。

前のページ 1  2  3  4