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LIFE 経営者インタビュー~相田一成氏~

社会人のキャリアはアパレル業界

相田さんの愛読書です。北方謙三氏の水滸伝シリーズで、中国南宋時代が背景となります。迷った時に読むと、非常に励まされるということでした。

相田さんの愛読書です。北方謙三氏の水滸伝シリーズで、中国南宋時代が背景となります。迷った時に読むと、非常に励まされるということでした。

H:相田さんは以前はどのようなお仕事をされていたのですか?

S:大学卒業してからは、アパレル業界に就職しました。4年ほどサラリーマンをやっていましたね。仕事は商品管理の仕事でした。全国の得意先に対して、商品の出荷管理などを行っていました。とても煩雑な仕事で、特に決算時はとても忙しい仕事でしたね。

H:得意先も多かったのではないですか?

S:全国の百貨店や専門店が対象で、営業担当がそれこそルート営業で受注してくるものに対応していました。売り上げ目標を達成するために連携して対応していました。

H:会社を辞めようと思ったきっかけは?

S:毎日普通に生活していたのですが、漠然と30歳になったらどうなっているんだろう、といつも考えていました。会社にいるときは一生懸命仕事をしているのですが、ふとそんなことを突然思ったり、夜寝るときとかに、考えていました。その感覚がだんだん大きくなってきたので、とりあえずもう辞めようと決めたんです。

H:それは何歳の頃ですか?

S:25歳です。4年間在籍していましたが、まる3年働いて、そろそろということで、上司にもう辞めます、と言ったところ、そんなに簡単に辞めるなよ。などと説得されたりしているうちに、だらだらもう1年間過ぎた、という感じです。今思えば、こんな中途半端な状況はダメだと思いますが(笑)。

H:入社3年目くらいは皆迷う時期ですからね。私自身も初めの会社を辞めたのが2年9か月ですから。この仕事で定年までは無理、と感じていました。

S:私も似たような感覚ですね。それからさあどうしようか?などと考えながら、しばらく勉強などをしていました。

H:もともと法学部ではなかったのですよね?なぜ行政書士を目指されたのですか?

S:特にあまりそこは何も考えておりませんでした。どうせなら自分でやれる仕事がしたいなと考えていて、もともと、私の親せきなどは自営業をやっている人たちが多かったのです。例えば歯医者さんとか、歯科技工士とかです。なので自分も自営業でやれたらいいなと思い。その道を考えたとき、行政書士などの士業もいいなと考えました。

H:独立心は昔からあったんですね。

S:ありましたね。あまり表には出さなかったですけど。その当時、友達に『サラリーマンは自分には合わない』みたいなことをぽつりと言ったら、ろくにサラリーマンやったことも無いくせに何偉そうなこと言ってんだよと言われてからはほとんど表には出さず、胸の奥にじっとしまい込んでいました。

H:合格はすぐにされたのですか?

S:会社やめてしばらくアルバイトをしながら行政書士ではない勉強をしていたのですが、まだ若かったですからね。あんまり焦っていなかったんですよ。なので、微妙な立場でしばらくはいましたね。少し油断すると、まずいっていう感覚です(笑)。

H:アルバイトとの両立は難しいですからね。それが合格に至ったのはどのようなきっかけがあったのですか?

S:ちょっと大事故に遭ってしまったんです。両足骨折してしまい、しばらく入院しなければいけないことになりました。リハビリを入れると半年くらいしていました。この半年何もできなかったことが、今では逆に良かったと思っております。自分から変な呪縛を解いてくれて、とりあえずもう一度仕事に就こう。可能なら士業を生業としている事務所などで働けたらいいなと思いそれでこの道を目指し生きていくルートが固まりました。

H:わざわい転じて福となす、という展開ですね。