Wanderlust 勝どきで働くヘッドハンター、小林毅の公式ホームページ

▼ 旅・歴史

▼ 趣味・スポーツ

▼ LIFE

LIFE 父親のガン治療に直面し思うこと

保険会社の納得のいかない対応

さて、今回の保険ですが、途中こんなことがありました。

手術を控えた9月半ば、保険会社の営業担当者から連絡が入りました。曰く、加入している保険について話がしたいと。対応にあたったのは母親でした。その時母親は、現在の治療にあたっての話が聞けるものだと思ったそうです。ところが、訪問してきた営業担当者は、保険の提案をしてきたそうです。今までの保険はこのような内容、そして新しい提案は、という感じです。

私は横に座っていたわけでないので、母親からの話から推測することしかできません。なので営業担当者の真の意図はわかりません。ただ聞いた内容はひどいものでした。

母親は現在の保険料は約9000円、そして12月から約20000円になります、ということを言われた、と理解していました。月9000円でも払うのに大変なのに、これから20000円になると払うことが出来ない、どうしよう、という感じです。そうなると、保険を止めざるを得ない、という発想となり、私に相談してきました。

そこでまず保険会社のコールセンターに問い合わせしてみたところ、保険料が上がるプランではない、という回答でした。なので、これは特約変更の提案であることが分かったのですが、なぜ今この段階で、手術を控えているときにそのような提案をするのか?と聞いてみたところ、新商品が出たので、すべての顧客に案内をしているからだ、という回答。

営業担当者は、ガンであることを知らず、ただ単純に保険の提案に行っただけだ、説明してきました。

余りにも初歩的なミスであるので、逆にこの行動が組織ぐるみではないかと疑ってしまったくらいです。それは、保険金を払いたくないから、無理な保険料のプランを持って行って、解約させるという印象です。そのくらい、保険会社の対応は理解不能なものでした。

保険金支払いを行う段階になって、難しいことを言って契約者をかく乱させ、解約に導く行為であるとしたら、それは許すことができない行動であります。幸い、母親は即決せず、私に相談をしてきました。相談をする相手がいるため、早まった行動は取りませんでした。しかしこれが、相談する相手がいない人であれば、ひょっとしたら解約していたかもしれません。

いくつかのボタンの掛け違いだけの問題で済ませていいのかと思っていますが、いろいろな保険関係者に聞いてみると、そんなもの、らしいのです。特に日系の大手保険会社は、営業担当者の回転率が異常に早いため、十分な引継ぎが出来ていない状況です。

そんな回転率ですから、契約者の現在の状況は見れないらしく、営業担当者は、例え契約者がガンに患わっていても、そのことは把握できていない、ということでした。 情報管理っていったい何なんですかね?