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LIFE 少子化対策について

子育て世代を狙った増税だった!

わずか1度で制度をもとに戻す、と方向転換しましたが、実のところは、子育て世代を狙った増税を行ったという、裏切り政策を推進したのです。

子ども手当を導入するに当たり、子供部分の扶養控除を排除しました。それは公約の一環でしたので我々有権者は受け入れたのです。ところが、元に戻す際、この扶養控除は排除されたままで、その分課税対象額は増え、結果、所得税、住民税が上がってしまいました。

子供分の扶養控除を無くす、ということは、子供世帯を支援しない、と言っているようなもの。恐らく、官僚に押し切られ、結局素人集団は国のかじ取りが出来ないということを露出してしまったことになりました。

現在自民党に政権は移りましたが、この子供扶養控除は廃止されたまま。戻すということであれば、まずはここに手を付けてほしいのです。

民主党はその他、普天間問題での対米関係悪化や、尖閣問題などの対策も甘いなどもあり、前回選挙では大敗しました。それだけでなく、敗色濃厚と知るや、節操なく離党を繰り返す議員にも嫌気がさしました。

恐らく、今後10年は民主党が政権を取るということはできないと思うし、場合によっては、民主党自体消滅している可能性すらあります。そのくらい、国民に失望感を与えた政権でした。

さて、期待感がほぼゼロの状態からスタートした、安倍政権ですが、前回よりも求心力を発揮してかじ取りをしている印象もあり、今のところ自民党は上手く政権運営しているように感じます。

ただ、この少子化対策は急務です。景気刺激策もいいですが、将来の担い手がいない状況は、決して日本にとって良いことではありません。

日本全体で、日本を支える新しい命をサポートする、という強い気持ちが欲しいと思います。まだまだ本気ではないと感じていますので。