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LIFE 少子化対策について

年金問題との絡み

今の日本にはいろいろな問題が存在しますが、やはり少子化が一番であると考えます。以前英語を習っていたアイルランド人に、少子化本当にやばいんじゃない?と心配されたことが記憶にあります。なぜならば、いろいろな諸問題の根幹であるためなのです。

例えば、年金問題もそう。以前は10人で1人の老人を支えていましたが、将来は2人で1人を支えると言われています。更に、寿命が延びているデータもあり、年金受給期間が20年ないし30年と長くなってきます。平均寿命が女性が90才、男性が85才になるであろうというデータがあり、それが現実になると、年金受給者はとんでもない数になってしまいます。

現在、65才から受給開始、と言われていますが、恐らく我々がその年齢になるころは、70才に引き上げしないと維持できないと思います。それでも、90才寿命なら、20年です。考えれば考えるほど、絶望感が漂います。

現在は、死亡数より出生数のほうが減っています。そして、労働人口が減少しているので、どう考えても、今の年金制度は維持することが出来ないことが想像できます。

そんな状況でも政権政党の政策は、子供対策よりも老人向けに受けがいいことばかりです。当たり前です、選挙権がありますからね。65才定年制、ということを宣言していますが、それは同時に若年層の雇用機会を奪うことにもなりかねず、且つ、賃金が抑制されてしまうということにもなってしまいます。

その最たるものが、前々回の総選挙のとき、子育て支援対策を前面に打ち出した民主党でした。国民に受けのいい子ども手当を政策に掲げ、圧勝しました。私もその時は民主党に一票を投じましたが、こんなに早く期待を裏切り、政策を引っ込めるまでは想像できませんでした。

子ども手当は、子育て世代にとっては、大変魅力があり、ありがたい内容でした。魅力的であるが故、長続きは難しいとは思いましたが、わずか1年で止めてしまい、それまでの制度に戻す、とまでは想定できませんでした。