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LIFE 東日本大震災

そして町から人が消える・・・

自宅前自転車置き場。子供に買ってあげたばかりの自転車が・・・

自宅前自転車置き場。子供に買ってあげたばかりの自転車が・・・

水道が出ないということはどういうことか、が今回思い知らされました。手も洗えないということです。液状化した道路は靴にまとわりつくようにへばりつきます。手も汚れます。でも洗えないのです。

下水はこの段階ではまだ流せるということだったので、水さえ用意できればタンクへ補充すると大丈夫です。近くの道路の裂け目から破裂した水道の水が流れているということで、バケツがない我が家はゴミ箱を用意し、水を汲みに行くことに。においもなく、新鮮な湧き水、という感じでした。

子供たちも泥遊び、水遊びの一環の如く、この苦境を楽しんでいました。うん、不便さを感じることも教育だな、と感心しながら(笑)、ライフランンの復旧を待とうと思っていました。

水が出ないのでお風呂にも入れない。でも幸いここのオフィスについているので、家族を連れてくることに。最悪、このような生活が続くのも仕方ないと言い聞かせることに。

ところが、原発事故問題が上がってきます。そして計画停電予告。これで停電になるのはつらいなぁと考えながら、暗くなった新浦安の夜道を歩いていると、マンションの明かりが殆ど消えているのです。みんな不便を感じて避難している模様。

家に戻り、同じアパートの住民もほとんど避難している、そして余震。テレビ報道で、今度の大きな地震は千葉房総沖だ、と言い切っていた。東京湾に津波が来る!そんな衝撃が走ります。学校も残りの授業をしないことに決めたことを受け、実家の岡山へ避難することを決意します。決めたら、もうすぐでした。午後5時に浦安を出発し、夜中の3時に到着です。ちなみに車です。

岡山は平和そのものでした。